今日は夫と二人でピナ・バウシュの来日20周年記念公演に国立劇場まで行ってきました。
演目は「カフェ・ミュラー」と「春の祭典」 いや〜感動、美しすぎました。 またピナバウシュ本人が出演する舞台は初めてだったので感激もひとしお。 きっとこれから先も強烈に映像として残っていくと思います〜♪感激♪ 「カフェ・ミュラー」はピナバウシュの少女時代の記憶の光景を描いたもの。 舞台はどこにでもあるような街角の古びたカフェ。 暗いカフェのなかには照明に照らされた回転ドア(ドア自体が大きな照明装置)とたくさんのテーブル、椅子が配置されてありました。 愛を求め苦しむ人、せわしなく行き交う人、愛を与える人、絶望に陥る人・・・ 少女時代の彼女の目に映った大人たちの人間模様やそこで繰り広げられる滑稽な大人の世界を表現したものでした。 そして危機的状況の中でも人は生きなければならないということや、 生きることの意味を問いかけているようでもありました。 こちらは静の舞台♪ 25分の休憩の後、 動の舞台「春の祭典」 ステージ全体にスクエアに土を敷き詰めてあって、 その床にダンサー(黄土色のドレス)が伏した状態でスタートしたのですが、 その光景は人が大地から生まれているようでもあり、大地に還っているようでもあり、 美しくも異様なものでした。 そのあとは男女30人を超えるダンサーが土にまみれながら凄まじい迫力で踊っていくというもの。 前列は砂かぶり席状態だったのではないかな。 どの場面を切り取ってもアート作品になるようなすばらしい舞台でした。 ピナバウシュが「春の祭典」で表現したものとは、 生き物の再生、無慈悲の世界、欲望・・・ 人のいのちはほんのつかの間のできごと・・・ なんと魅力的なことか・・・ だそうです。 なるほど。 会場ロービーで、ピナバウシュファンとしても有名な楠田絵里子に遭遇しました。 青い原色のドレスを来て、まぶしいほどのオーラを放ってました(^^) あんなオーラは加藤タキ以来です! 来年も楽しみです。
by amanesakamoto
| 2006-04-08 23:13
| 芸術
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